人間に迫る
100万人の命を救え! 日本発、マラリアワクチン開発
~世界最高レベルの発症予防効果!日本人研究者の挑戦〜
エイズ、結核と並ぶ“三大感染症”の一つ、「マラリア」。100か国余りで流行し、年間2億人以上が感染、100万人以上が命を落としている…。この世界的な感染症を撲滅しようと立ち上がったのは、大阪大学、堀井俊宏教授。“不可能に近い”とされてきた『マラリアを予防するワクチン』の開発に約20年間挑み続け、臨床試験で、世界最高レベルの“72%”という発症予防効果を実証したのだ。これまで、世界各国でワクチン開発が行われてきたが、その予防効果は、3~4割程度。効果的なワクチンは、いまだ存在しない。堀井のワクチンが承認されれば、“世界を救うマラリアワクチン”となる。しかし、実用化までには、複数の臨床試験をクリアしなければならない…。さらなる効果を実証するため、堀井は、西アフリカのマラリア高度流行地域へと飛び立った。
夢の扉+ TBS系全国ネット/2015年9月/30分
美味しく新鮮!生マグロの鮮度を20日間保つ新技術!
〜 “ミクロの泡”で冷凍いらず!フレッシュな魚を多くの人に届けたい〜
寿司ネタの人気でもナンバー1の、日本人が大好きなマグロ。これを冷凍保存することなく、なんと20日間も新鮮なまま保つ技術がある。そのカギとなるのは、100万分の1ミリという“極小の泡”。ただの空気の泡ではない。この『ナノバブル』で満たした水で保存すれば、足が早く数日で生で食べられなくなるサバも、5日間も鮮度が保てるという。この新技術を開発したのが、魚一筋60年、北九州の水産会社会長、最上賢一、75歳。 『一人でも多くの人に、新鮮な海の恵みを味わってほしい―』魚の鮮度を保つことに人生の全てをかけてきた最上は、今も現場に立ち続ける。
夢の扉+ TBS系全国ネット/2014年11月/30分
夢の抗がん剤を!“副作用を抑えられる”新薬開発
〜スパコン×医工連携チームで、がん治療薬に革命!?〜
日本人の2人に1人が、かかるとされる「がん」。患者にとってつらいのは、脱毛や吐き気、けん怠感といった“抗がん剤の副作用”・・。
そこで、正常な細胞を傷つけることなく、がん細胞のみを攻撃することで副作用を少なくするという、新たな治療薬開発が進められている。各分野のスペシャリストが結集する開発チームを率いるのが、東京大学の児玉龍彦教授。世界で「科学に影響を与えた10人」に選ばれた医学博士だ。“夢の抗がん剤”開発の切り札は、あのスーパーコンピューター!そのシミュレーション技術を駆使して、薬が体内で、がん細胞のみを狙うシステムを解析。児玉は、医学の垣根を越え、タンパク質工学、薬学等の専門家とともに『本当にがんが治る薬』を日本から生み出そうとしている。薬の仕組みの核となるのは、ギリシャ神話のキューピット!?
夢の扉+ TBS系全国ネット/2014年10月/30分
"赤"に染めた心の風景
~日本画家・奥田元宋~
歴史に名を残す画家たちの作品が残されている京都、銀閣寺。ここに、燃える様な真っ赤な山が鮮やかに描かれているふすま絵の大作がある。描いたのは日本画家、奥田元宋(げんそう)。四季が見せる美しい自然の風景を「心の目」でとらえ、生涯、独自の赤を追い求めた。時に穏やかで幻想的、時に力強く鮮烈な赤は「元宋の赤」と呼ばれている。 転機が訪れたのは1974年。長年連れ添った妻、龍子さんが亡くなり憔悴していた元宋は、やがて全国を写生してまわるようになり、その次の年に山梨県昇仙峡の紅葉を表した『秋嶽紅樹』を描き上げた。それは、それまでの画風とはまったく違うものだった。元宋は赤にどのような思いを込めたのか。画家・千住博さんと「元宋の赤」が生まれた秘密に迫る。 (ロケ地/東京・広島ほか)
日曜美術館 NHK教育/2013年12月/45分
"どこでもスイッチ"で想いを伝えてほしい
ほんの少し首を傾ける、指を動かす、強く目を閉じる―。たったそれだけの動きで、家電のスイッチをオンにしたり、メールを打ったりできる夢の新技術が生まれた。開発したのは、東京大学・先端科学技術研究センターの巖淵守准教授。この機器があれば、何もない空間や、顔の一部を"スイッチ"として設定でき、身体を動かすことが難しい重度の障がいがある人も、家電を操作したり、自分の想いを伝えたりできる、画期的なコミュニケーションツールだ。『技術の力で、障がいがある人の能力・可能性を最大限引き出したい』。
巖淵は、今年3月に完成したスイッチを携えて、長野へと向かった。出会ったのは、脳性麻痺で重い障がいが残る、中学生の長田君。 巖淵が開発したスイッチは、新たなコミュニケーションの扉を開けることができるのか―。 (ロケ地/東京・長野ほか)
夢の扉+ TBS系全国ネット/2013年7月/30分
道のCTスキャンで命を守る!
高度成長期に整備された道路などのインフラは50年以上が経ち、老朽化が知らぬ間に進んでいる。日本各地の道路の下には、目に見えない空洞ができていて、国交省の調べでは、年間4000件もの陥没事故が起きているという。事故を未然に防ごうと、この危険な空洞を発見するシステムを開発したのが、ジオ・サーチ株式会社の冨田洋。電磁波の一種、マイクロ波を探査車のレーダーから道路に放射し、コンピューターで解析して空洞をみつける。この技術は国連から評価され、カンボジアでの地雷除去にも大きく貢献した。
様々な困難を乗り越え実現したこの地雷発見の技術が、今度は時速60キロで走行しながら空洞を探査できる新型車「スケルカ(SKELE CAR)」の開発につながった。おりしも起こった東日本大震災。冨田は『安心して通行できる道路にするため全国を走り続ける―』 (ロケ地/東京)
夢の扉+ TBS系全国ネット/2012年7月/30分
琉球の心を染める
~紅型・悠久の美~
南国らしい色彩が踊る沖縄の染め物、「紅型」。琉球王朝時代に生まれたとされ、王族や貴族などの衣装として発展した。今回、本土復帰40周年を記念した展覧会で、国宝をはじめとする名品の数々が公開される。
しかし紅型は、かつて消滅の危機にさらされた。明治維新後の廃藩置県、さらに太平洋戦争で、貴重な型紙や道具のほとんどが失われてしまった。そうした中、紅型を救ったのは職人たちの執念だった。今も進化を遂げながら、その伝統は守り継がれている。
番組では、モデルの知花くららさんとともに、歴史ある工房を訪ねる。知花さんは沖縄出身だが、紅型の制作作業を見るのは今回が初めて。沖縄の美と心を発見していく。(ロケ地/沖縄)
日曜美術館 NHK教育/2012年6月/45分
あったか川越 小さなそろばん教室
小江戸・川越に40年以上も続く珠算教室がある。授業をするのは小林範子さん。珠算の大先生だった父の亡き後、範子さんと母で、教室を守ることになったのだ。
範子さんは、珠算のほかに、ユニークな授業をはじめた。最近の話題をテーマに、子どもたちが自分の意見や思ったことを書き綴る"作文レッスン"。そろばんなのになぜ作文? そこには彼女の幼少の思い出が関わっていた…。
パワフルな範子さんをとりまく人間模様を伝える。(ロケ地/川越)
ザ・ドキュメンタリー テレビ東京系全国ネット/2007年6月/30分
丸出だめ夫の熱い夏
~漫画家・森田拳次~
昭和40年代、「丸出だめ夫」という漫画で一世を風靡した漫画家、森田拳次さん。 現在は、世を風刺するヒトコマ漫画家として活躍中だ。また、自らの創作活動の原点である戦争時代の体験…満州に住んでいた頃のことを描き、次世代へと語り継ごうとしていた。漫画を通して、彼が伝えたいものとは…。(ロケ地/横浜・蒲田ほか)
ザ・ドキュメンタリー テレビ東京系全国ネット/2005年8月/30分
森田拳次氏の半生を綴った笑いあり涙ありの自伝
漫衆少年史 だめ夫伝 ~我思我漫画的人生~
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