湾生とは、戦前の日本統治下の台湾で生まれ育った日本人のこと。終戦時には、約20万人いたといいます。彼らは幼少年期、学齢期を台湾で過し学びました。台湾人の友だちもできました。しかし、戦争の足音と共に、軍事体制の下に。勤労動員にかりだされ少年兵になった引揚げ者も。(1985年から1945年の50年間)。日本の敗戦により、強制送還。台湾からの日本人への引揚げは48万人を数えます。
日本は戦災で焦土と化していました。引揚者たちは生きていくために必死に働きます。子どもたちは日本の学校に転校。やがて日本は高度成長をむかえ、成長した子どもたちはやがて就職、結婚。子どもも生まれ…日本での生活も20年、30年、そして70年。それぞれ80歳を越えています。台湾で生まれ、家族と共に日本に引揚げた湾生たちは、いま幼少期、学齢期を懐かしみます。「いま何をしている?」「元気か?」「僕の学んだ学校は?」「私の遊んだ公園は?」「螢がいたのは?」これは、こうした湾生たちのものがたり 。
上映映画館
2018年
東京・渋谷 ユーロスペース/横浜 ジャック&ベティ
大阪 シネ・ヌーヴォ/京都シネマ
2019年
2/2(土)〜 名古屋 名演小劇場
2/27(水)〜 3/5(火) 台北 喜樂時代影城/高雄 奥斯卡影城
5/18(土)〜 24(金) 神戸 元町映画館
7/6(土)・7(日) 鹿児島ガーデンズシネマ
8/23(金)〜 岡山 シネマ・クレール
9/13(金)・26(木) 沖縄県立博物館・美術館<台湾展>
10/4(金)〜17(木) キネカ大森
10/12(土)〜14(月) 鹿児島ガーデンズシネマ<再映>
ナレーション
川平朝清(かびらちょうせい)
3人の息子のうち、長男ジョン・カビラはディスクジョッキー、タレント。3男の川平慈英は俳優。2017年8月で満90 歳。
もともと 川平家は琉球王朝に仕えていた。
台湾台中生まれ。台湾放送協会でラジオ番組にかかわる。
戦後沖縄に。琉球放送の設立に尽くし第1号のアナウンサーになる。
沖縄放送協会、日本放送協会の役員を経験。
昭和女子大学副学長を経て、名誉教授。
テーマ音楽 作曲・演奏
彩愛玲(ハーピスト)
「呉さんの包丁」「老兵挽歌」のテーマ曲を手がけた彼女が再び。
祖父は台湾人声楽家。
台湾華僑3世。
イラスト
森田拳次
「丸出だめ夫」などで知られる漫画家。本編の中で適宜活用されるイラストの作画は中国引揚げ体験をもつ彼の描きおろし。
(漫衆少年史『だめ夫伝』より)
後援・協力(随時決定中)
台北駐日経済文化代表處
台湾駐日経済文化代表處
/台湾文化センター
東京台湾の会
株式会社 台灣新聞社
台湾観光協会
一般財団法人 台湾協会
関東地区基隆会
蘇澳会
沖縄県台湾会
チャイナエアラインズ
エバー航空
蘇澳鎮
新北市
基隆市