台湾で生まれて戦後日本に来た2人の物語

 昭和初期、台湾東海岸の港町、蘇澳で生まれ育った2人の湾生。1人は官吏の息子、もう1人の娘の祖父はこの街の冷泉の開拓者だった。終戦で祖先の地である日本へ渡り、2人は80歳後半を迎えた。いま「故郷とは何か?」「故郷とはどこなのか?」を問いかける。2人の人生の歩みを湾生や台湾人の学友の証言を交えながら綴るドキュメンタリー。

総勢23人の湾生が織り成す台湾人生

 なぜ父母や祖父母は台湾へ渡ったのか? 少年少女時代はどう過ごしていた? 軍事教練、空襲、家族の死……。様々な証言が続く。終戦後、引揚船で日本へ。湾生たちが思い描いていた日本とはどのような姿だったのか。そして実際に行った日本の印象は?

 台湾で生まれ、少年少女時代を台湾で過ごした人々が、日本に来て75年近くなった。いま改めて想う台湾とは……。

2019年 秋の上映予定

福岡・台湾映画祭2019福岡アジア美術館

「呉さんの包丁」

 9月12日(木)13:30~/9月14日(土)10:30~/9月16日(月)16:30~/9月17日(火)16:30〜

台湾展「台湾~黒潮でつながる隣(とぅない)ジマ~」沖縄県立博物館・美術館

「湾生いきものがたり」 9月6日(金)14:00~/9月14日(土)17:30~

「心の故郷」 9月13日(金)14:00~/9月26日(木)14:00~
 

第8回横浜中華街映画祭2019横浜中華街大通り 中華菜館 同發(どうはつ)新館ホール

「心の故郷」10月5日(土)15:30~

「湾生いきものがたり」10月6日(日)15:30~

 

 キネカ大森

「心の故郷」<東京再映> 10月4日(金)~17日(木)(時間は劇場にお問い合わせください。03-3762-6000)

【トークショー】5日(土)竹中信子(台北生まれ、蘇澳育ち)/6日(日)河野昭(高雄生まれ)/12日(土)武石道男(蘇澳生まれ)/13日(日)廣繁喜代彦(基隆生まれ)

鹿児島ガーデンズシネマ

「心の故郷」<再上映>

10月12日(土)15:15~/10月13日(日)12:30~/10月14日(月)12:30~

「湾生いきものがたり」<先行ロードショー>

10月19日(土)13:00~/10月20日(日)13:00~/10月21日(月)

(時間は劇場へお問い合わせください。099-222-8746)

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風を聴く&雨が舞う

台湾北部にある2つの金鉱

 

台北から東へ列車で50分。赤いぼんぼりが揺れる坂道が印象的な九份と、黄金博物館が静かに佇む金瓜石。隣同士にありながら全く違った魅力を持つ2つの金鉱は今や有名な観光スポットだ。しかし、この地域がいかに歴史に翻弄されてきたのかを知る人は少ない。街と、その中で生きる人々の想いを追った。

老兵挽歌

若き頃に故郷を離れて 戦場をめぐり

異郷の地で余生を過ごす老兵

1949年、国共内戦に敗れ、中国大陸から台湾へ渡ってきた国民党兵士たちは全て退役した。その中でも大陸に戻る日を夢見て独り身で生きてきた者は栄誉国民として「栄民の家」と呼ばれる施設で集団生活をしている。彼らが語る国とは?故郷とは?家族とは?

呉さんの包丁
〜戦場からの贈り物〜

台湾、金門島。台北から中国大陸に向かって約1時間のフライトで着く。中国・厦門までの距離はわずか10㎞。第二次世界大戦後の国共内戦で、最前線となったこの島には共産軍から50万近くの砲弾が降り注いだ。今、そこでその砲弾を原料に包丁を作る職人がいる。彼の生い立ちや日々の生活にスポットを当てた物語。